AGAとは | なぜ男性は髪の毛が薄くなるのか?
多くの男性の薄毛の原因であるAGAについて詳しく解説します。
なぜ男性は髪の毛が薄くなるのかを知ることは、育毛を行う上でも非常に重要なテーマの一つになります。また対策法を考えるきっかけにもなります。
AGAのメカニズムについて
AGAが発症するメカニズムは次のようなものです。
睾丸にて男性ホルモンのテストステロンが発生
↓
テストステロンが全身を巡り、頭皮にある酵素の5-αリダクターゼと結合
↓
テストステロンと5-αリダクターゼが結合しジヒドロテストステロン(DHT)が発生
↓
DHTが髪の毛の成長をストップさせる指令を毛母細胞に送りAGAが発症
※男性ホルモンを注射した場合は別です。女性スポーツ選手が男性ホルモン系のドーピングを行ったところ、AGAが発症して例もあります。
AGAは男性ホルモンが悪役とされてしまうケースが非常に多いです。しかし、男性ホルモンの多さはAGAの発症とは一切関係ありません。そもそも、男性であれば、一定の男性ホルモンを持っているのは当然ことです。
問題は、悪玉酵素の5-αリダクターゼです。実は、テストステロンと結合しやすい方がAGAを発症し、結合しにくい方がAGAになりにくいのです。
テストステロンと5-αリダクターゼが結合しにくければDHTが発生しにくくなり、AGAにはなりません。
では、いったいなぜ5-αリダクターゼの機能は人によって差が出てくるのでしょうか。
遺伝による影響を強く受ける
・母方遺伝によって薄毛は継承される
ドイツのボン大学の研究チームによって証明されたことがあります。それは薄毛になりやすい遺伝子は、母方から受け継がれるということです。
もちろん母親には、男性型脱毛症は発症しません。その母親の父親の髪の毛が薄い場合に遺伝されることが分かったのです。いわゆる、隔世遺伝となります。
ここで何が遺伝されるかと言うことが問題となりますが、5-αリダクターゼがテストステロンが結合しやすいか、結合しにくいか、が遺伝されることが分かっています。
しかし、遺伝なのでしょうがない、とあきらめる必要はありません。
原因は分かりましたよね。5-αリダクターゼが活動的であるからなのです。
その機能を抑え込ませられれば、薄毛は解消されるはずです。
5-αリダクターゼの活動を抑え込ませる方法
5-αリダクターゼの活動を抑え込ませる方法として、プロペシアというお薬があります。
しかし、副作用があることが分かってきました。従って、プロペシアを使うよりも天然成分で対抗するのが得策なのです。
例えば育毛剤には「ノコギリヤシ」といった成分がよく含まれています。これは、5-αリダクターゼの働きを抑える効果があるとされる成分です。天然成分なので副作用を心配する必要がないのが大きな特徴です。
育毛剤でおなじみのチャップアップのサプリバージョンにはノコギリヤシが含まれているので、試してみる価値があるでしょう。