2種類のAGA治療薬を徹底解説
ここでは、ミノキシジルが含まれたものAGA治療薬と、フィナステリドが含まれたAGA治療薬はなぜ生まれたのか?そしてそれらのAGA治療薬にはどんな機能があるのかについて解説します。
ちなみに
・ミノキシジルは、リアップ(x5含む)、ロゲイン、カークランド、ミノキシジルタブレット、ロテニンなど
・フィナステリドは、プロペシア・フィンペシア・フィンカー・エフペシア・プロスカーなど
といったネーミングで流通しています。
国内では、リアップとプロペシアのみ手に入り、その他のものは海外からの取り寄せとなります。
ミノキシジルとフィナステリドが生まれた経緯は?
・ミノキシジルは血圧降下剤として作られた
ミノキシジルはもともと、高血圧の方が利用する薬の方のために開発された成分です。その為、血管を拡張させる作用があります。
ミノキシジルは経口薬として作られ、その開発途中で飲んだ人に毛が生えてくる副作用が発見されました。そこから発毛に効果があるのではないかと研究が進み、現在では発毛剤として流通していえるわけです。
注目してほしいのが、発毛する効果は血圧効果の副作用であることです。毛生え薬として開発されたわけではありません。
・フィナステリドは前立腺肥大症の治療薬として作られた
一方で、フィナステリドは前立腺肥大症患者に対して製造、開発されました。
ミノキシジルと全く同じなのですが、開発途中で利用者に髪の毛が生えるといった副作用が出てきたのです。そこから、発毛剤としての研究となり現在は世界で利用されています。
ミノキシジルとフィナステリドの持っている機能とは?
・ミノキシジルは血行促進・細胞の活性化に関わっている
薄毛になる原因として、血行不足と毛母細胞の衰えがあります。その両方ともに一定の効果が期待されています。
血行促進作用に関しては証明されているのですが、細胞の活性化については未だに説明がついていません。確実な効果は証明されていないのが実情です。
・フィナステリドはAGAを起こすDHTの発生の抑制に関わっている
DHTとはジヒドロテストステロンのことを指しています。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンと酵素が結合することにより発生します。そのうち、酵素の機能を弱める働きがフィナステリドにはあるのです。
しかし、実際に多くの男性はフィナステリドの入ったプロペシアなどを飲んでも薄毛が治っていません。たとえ医薬品の発毛剤を利用したとしても、誰にでも必ず毛が生えてくるわけではないのです。